落語の旅人、庭乃雀でございます。
5月のとある日曜日。人生2度めの甲子園です。
梅田から阪神電車で甲子園へ。
直通特急なのになぜか尼崎でとまります。
タイガースのラッピング電車とかないのかな?
特別な電車に乗れば気分も上々♪いざや行きましょ甲子園。
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15分ほどで甲子園駅に到着。改札を抜けるとそこは別世界。
黄色い人たちでごった返してます。
今日は広島戦なので赤い人達もちらほら。
駅前のイオンで軽く食べ物と飲み物を調達していよいよ球場へ。
ゲートを抜けると、パァーッと視界が開けて、球場の全貌が目に
飛び込んできます。この臨場感!ワクワクしますね〜
本日、阪神広島3連戦の最終戦。きのう勝って1勝1敗。
ぜひとも今日も勝利して、高らかに六甲おろしを歌いたいもの。
阪神が勝利した日の梅田駅、タイガースファンが輪になって
六甲おろしを合唱している光景、何度も見ました。
微笑ましくていいなあ。今日は雀も合唱の仲間入りしたい!
座席は3塁アルプススタンド。広島側です。赤い人達に囲まれてます。
敵地突入した気分ですが、頑張って応援するぞ〜!
正直野球が詳しい訳でも、めちゃくちゃ阪神ファンなわけでも
ないのですが、やっぱり大阪人なので、阪神応援したくなるのです。
それにしてもピーカンの青空。暑いです。5月なのに30°もあります。
3塁側アルプス席。この炎天下での長丁場。
実は雀は暑いの大嫌い。大丈夫でしょうか〜〜〜(TOT)
一方この暑さの中、球場内を走り回ってる元気な女の子たちがいます。
応援の熱気で熱くなった人たちの喉を潤してくれる飲み物を販売してる
女の子たちです。ビールタンクを背負って走り回ってるビールガール。
チューハイ各種を注文に応じてささっと作って渡してくれるチューハイ
ガール。他にも、アイスクリームガールやソフトドリンクガールがいますが、
やはりビールガールがこの場の花型なのかなと勝手に思ってしまいました。
重たかろうに、暑かろうに、超さわやかな笑顔で「ビールいかがですか〜?」
タンクにつながったトリガーでシュパーッとビールを注いでくれる。
なんだか近未来的モビルスーツでも着てるみたいにみえてきました。
ジェット噴射で飛び立ちそうです。
ふと見ると彼女たちの腕に、何やら腕章が。第1位とか第5位とか書いてあります。
売上順位のようです。う〜んここでも熱き戦いが繰り広げられてたのでした。
歩合制なんでしょうね。売れれば売れるほど日給が上がるのか。
はーい、ビールくださ〜い! ビールがすすんでいい気分なり(≧∇≦)b
試合の方は、1回裏で阪神が2点先制していい感じと思ったのもつかの間、
すぐになんと5点も返され、その後3回に2点、6回に1点追加したのが精一杯。
結構ヒット打ってましたけど、それ以上にカープの打線がすごかった!
メッセンジャーの調子も悪いみたいで、終わってみれば10対5で負け越し。
今日の試合でカープは単独首位、阪神は貯金0になってしまいました。(T_T)
六甲おろし歌えず、代わりにカープの応援歌覚えっちゃった。
♪宮島さんの神主がおみくじひいて申すには
今日もカープは、勝ーち 勝ーち 勝っち 勝っち
う〜〜〜わっしょい わっしょい♪
楽しい〜あ、違う違う阪神の応援だったっけ わっしょい わっしょい♪
もうどっちでもいいや、歌っちゃお〜
残念ながら阪神負けちゃったけど、とても楽しい一日でした。
みんなで一致団結して応援するってワクワク楽しいことですね。
ほろ酔い気分、気持ちいい浜風に吹かれて、
人生2度めの甲子園を後にしました。
チュンチュン
さてさて、
今回はちょっと古典からはなれて創作落語のお噺を。
甲子園にちなんだお噺といえば、福笑さんの爆笑大巨編
『あこがれの甲子園』です。
初出場の高校野球チーム。大応援団を引き連れて試合に臨むも、
初日開会式直後の第一試合で15対0の大敗を喫する。
それもノーヒットノーランで。バレーボールやあらへんぞ。
開会式の晩に帰り支度や 情けないわい
その夜のお開きパーティで監督、荒れに荒れます。
生徒にただただ愚痴を言うだけのお噺なんですが、面白すぎます。
最初から最後まで笑いっぱなしです。
あこがれの甲子園に来るまではと禁じていたお酒を解禁し、
どんどん壊れていく監督の思いはただひとつ
“いっぺんぐらい勝ちたかったのう”
生徒側の表現はないのだけど、監督ほどくやしがってない、
のほほんとしている選手の様子が想像できてますます面白い。
福笑さんの表現力はさすがだなあと思います。
管を巻くのも佳境に入ってまいりました。全部飲んでしもたる〜
「なんでこれ1本飲みたがるって?
これ1本飲んだらちょうど一升(1勝)や」
チュンチュン
【本日のよもやま】
あこがれの甲子園
勝つチームあれば、負けるチームあるのは当然のこと。
開会式の第一試合で負けて帰るチームは必ずあるわけで、
もしかしたらこんなふうに、とんでもない慰労会になってる学校も
あったりして。いや、ないか〜(*^^*)
笑福亭福笑さん、お名前が回文になってます。
前から読んでも後ろから読んでも
笑・福・亭・福・笑
ナイス!
「決して悪気があって出てきたわけではありません」
で、毎回高座が始まります。
古典も福笑さんにかかると爆笑大巨編となり、
創作落語の面白さは天下一品!
福笑さんの右に出る人はいないのじゃないかと思うぐらいです。
たった1人のお弟子さんのたまちゃん。
これまた師匠と同じ、古典、創作の両刀使い。
これからの笑福亭を背負って立つと、言われているとかいないとか。
雀、熱烈応援しとります(≧∇≦)